症例
早期大腸がん
Case1
通常観察。
拡大観察。
NBI拡大観察。
便潜血陽性での精査で発見。10mm大の隆起であるものの、NBI拡大観察にて血管の口径不同を認め、癌化を疑われる。粘膜表層にとどまり、内視鏡的切除にて治癒に至った。
Case2
通常観察。
NBI拡大観察。
便秘検査で偶然発見。12mm大と小型であるものの、粘膜F層深部への浸潤を認め、外科手術となり治癒。
Cace3
通常観察。
排便時、出血精査で発見。25mm大、有茎性病変で大腸がんであったものの、粘膜層にとどまり、内視鏡的切除により治癒に至った。
進行性大腸がん
Case1
便潜血陽性での精査で発見。腹腔鏡下S状結腸切除術にて腸管切除、及び、リンパ節郭清を行い、幸い遠隔転移はなく治癒に至った。
大腸カルチノイド
Case1
便秘精査で発見。内視鏡的切除にて治癒。カルチノイド腫瘍は低悪性度腫瘍で小型のものであれば内視鏡的切除の適応となる。
大腸ポリープ(腺腫)
Case1
小型の腫瘍であればコールドスネアポリペクトミーでの切除にて治癒。広範囲の線腫は内視鏡的粘膜切除(EMR)にて一括切除し、治癒に至ります。
潰瘍性大腸炎
Case1
通常観察。
下痢精査で認められた潰瘍性大腸炎症例。5-ASA製剤内服にて速やかに改善。他院で過敏性腸炎として治療を受けられていたが、改善なく、当院に受診され診断に至った。
長期下痢などの場合は、やはり大腸内視鏡検査が必要と考えられます。
虚血性腸炎
Case1
腹痛伴う血液混じりの下痢で受診。緊急の検査にて下行結腸からS状結腸にかけ、粘膜の虚血を認め、診断に至った。
安静加療にて治癒に至った。
Case2
血液混じりの排便で受診。腹痛症状認めないもののCase1同様、虚血性腸炎と診断。
感染性腸炎
Case1
Case2
Case3
大腸憩室症
Case1
下痢、腹痛で精査。憩室症に伴う便滞留にて症状出現。下痢症状でも便通が滞り、結果として下痢、腹痛で悩まれる方が多いです。